この記事を読んで得られること【所要時間 約5分】
・投資(特に短期トレード)において、損切りの重要性がわかる。
・先物やFX市場において適切なポイントで損切りを行わなければ、致命的な損失をかかえるリスクが有ることがわかる。
・最小限の損失で甚大な被害を避けることができる損切りのポイントがわかる。
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こんにちは、かずです。
今回も、FX短期トレード経験5年、年間リターン80-100%の実績を踏まえて解説していきます!
今回は、投資、特に先物やFXなどの短期トレードにおいて必須項目と言える損切りのポイントについて解説していきます。
ポイントその1
損切りを適切に行わなければ、甚大な損害を食らう可能性がある
投資家の皆様の中で、インデックス投資や高配当ETFのような、いわゆる長期投資に適したような商品のみで投資を行う場合は、いわゆる『バイ・アンド・ホールド』という買ったらそのまま持ち続ける、という手法が適切な場合があります。
しかし、個別株売買や、特に、先物やFXなど証拠金でレバレッジを掛けて行う短期トレードの場合、損切りを行わなければ相場から退場、あるいは人生において致命的な損害をこうむる危険があることを念頭に置かなければいけません。
損切りを設定していないと破産しますよ!笑
具体的な場面で説明します。
例えば、ドル円この場面(月足チャートです)参考画像;trading view
2008年のリーマンショックから円高はどんどん進み、この期間はドル円のショート(売り)を行っていれば利益がいくらでも出た期間です。
ところが、赤丸のポイントで、これからもどんどん円高進むであろうと予測し、損切りも設定せずにショートポジション(売りの建玉)を抱えていたらどうなったでしょうか?
その後は皆様ご存知の通り、アベノミクスで円安に進行し、一時期75円台を示したドル円は、全くその価格に戻ることなく100円以上で推移しています。
その間、約7年間にもなります。
75円付近で損切りもせずにショートポジションをもった投資家は、7年ほど含み損を抱えたままです。
レバレッジを掛けていた場合は目も当てられません。
しかも、今後何十年先までも75円台にドル円が下がる保証なんてどこにもないわけです…。
このような事態だけは”絶対に”避けなければいけません。
これらのFXテクニカル手法を、実際のデモトレードなどで検証して数字に落とし込みます。DMM FXで口座開設すると2万円のキャッシュバックキャンペーンがあるので、実質無料で実践トレードを開始出来てしまいます。
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ポイントその2
致命的な損失を避けるため損切りを設定する
では、このような最悪な事態を避けるためには、どのようにすればよいのでしょうか?
答えは簡単です。
損切りを設定しておくのです。
人間は感情的に、損失を確定するのに抵抗があるという性質を持ちます。
プロスペクト理論といいます。
質問1:あなたの目の前に、以下の二つの選択肢が提示されたものとする。
- 選択肢A:100万円が無条件で手に入る。
- 選択肢B:コインを投げ、表が出たら200万円が手に入るが、裏が出たら何も手に入らない。
質問2:あなたは200万円の負債を抱えているものとする。そのとき、同様に以下の二つの選択肢が提示されたものとする。
- 選択肢A:無条件で負債が100万円減額され、負債総額が100万円となる。
- 選択肢B:コインを投げ、表が出たら支払いが全額免除されるが、裏が出たら負債総額は変わらない。
質問1は、どちらの選択肢も手に入る金額の期待値は100万円と同額である。にもかかわらず、一般的には、堅実性の高い「選択肢A」を選ぶ人の方が圧倒的に多いとされている。
質問2も両者の期待値は-100万円と同額である。安易に考えれば、質問1で「選択肢A」を選んだ人ならば、質問2でも堅実的な「選択肢A」を選ぶだろうと推測される。しかし、質問1で「選択肢A」を選んだほぼすべての者が、質問2ではギャンブル性の高い「選択肢B」を選ぶことが実証されている。
この一連の結果が意味することは、人間は目の前に利益があると、利益が手に入らないというリスクの回避を優先し、損失を目の前にすると、損失そのものを回避しようとする傾向があるということである。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
この、人の本能と逆行する損切りという行為を行うことが、投資(短期トレード)で勝つための初めの第一歩と言えます。
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ポイントその3
適切な損切りポイントはどのように決めるのか?
では、一体どのラインで損切りを設定するのが好ましいのでしょうか?
考え方は様々でひとつの解、というものはないのですが、僕が推奨する損切りポイントの概念は以下になります。
『自分のシナリオが崩れた時点で損切りする』
具体的に次の2つの場面
- レンジ
- トレンド
で、解説します。
例えば、レンジの場面で上下の抵抗体のライン(レジスタンスライン・サポートライン)で各々逆張りを行う手法を使うトレーダーの場合
以下の場面であれば、107.4付近に来ればショート(売り)、106.6付近に来ればロング(買い)を行います。
すなわち、107.4のレジスタンスライン、106.6のサポートラインを大きく割るようであれば、”レンジの逆張り”という手法のシナリオはもう崩れ去っているのです。
ですので、青楕円付近に損切りを設定します。
損切りにかかると赤丸以下のように、どんどん損失が膨らむ展開になっており、最小限の損失で回避できるのです。
なぜこの赤丸の場面で、どんどん下がるかわからない方は以下の記事を参照下さい。
また、トレンドフォローを使っている場合は以下の場面
アップトレンドのトレンドラインを大きく割ることになる赤丸ラインに損切りを設定しておきます。
ここを大きく割るということは、トレンドフォローという前提のシナリオが崩れているので、致命的損失を避けるため最小限で損切りを行うということになります。
以上、長くなりましたがいかがだったでしょうか?
最後に、僕が尊敬する偉大な投機家、ジョージ・ソロスの名言を記して終わりたいと思います。
『まずは生き残れ。勝つのは(儲けるのは)それからだ。』
投資の本質はこの1言に集約されていると思います。
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