長期間ドル高が継続してきましたが、2022/11の米中間選挙を境に少し様相が変わってきました。
ちょうどTwitterってリアルタイムトレードをつぶやいていて
2022/11/9お昼現在で+150pipsほどのリターンになっています。
USD/JPY ショート
— かず@Dr.& trader・Investor⚽ (@kazuya04012007) 2022年11月8日
+30pips利確
のこりはそのままホールド
合計+60pips pic.twitter.com/kqy6klvQ25
これまではひたすらロングで良かったUSD/JPYですが、少し展開が変わってきたので、現状のテクニカル分析についてお話します。
よろしければ参考にしてください。
ほな、いきまっせ!
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↓
まずは、金利と為替の基本的な関係のおさらいです。
その1 中央銀行における金利コントロールとは?
・中央銀行は短期の金利の上げ下げで金利コントロールをしている
・インフレになれば金利を上げて物価を抑制
・デフレ(不況)になれば金利を下げて市場に金を回りやすくする
ところが日本は少し特殊な事情があり
います。
長引く不況(デフレ)のためですね。
実際の日本国債10年ものの金利はこちら概ね、0%付近で推移しています。
その2 イールドカーブ・コントロール
・中央銀行は短期の金利の上げ下げで金利コントロールをしている
・長期金利に介入すると市場が歪む適正な基準で動かなくなる懸念
原則、短期金利でコントロールするのですが、日本は少し事情が違い
を行っています。
イールドカーブ・コントロールとは、長期金利と短期金利の誘導目標を操作しイールドカーブを適切な水準に維持する「長短金利操作」を行うことで
国債買い入れオペレーション(公開市場操作)で長期金利を誘導する目的があります。
その3 日銀 買い指値オペ
さて、話題の「買い指値オペ」ですが
・米国の金利上昇のあおり
・地政学的リスクによるエネルギー価格の高騰
により、日本にもインフレの波が押し寄せてきました。
ただし、日本は実質賃金が上がっておらず、金利の上昇はさらなる経済の冷え込みを誘発する可能性があります。
そこで行われるのが
買い指値オペ!です。
これは、10年国債金利を上限0.25%にするため日銀が介入し0.25%を超えそうなら日銀が国債を買うオペレーションです。
百聞は一見に如かず、です。
きっちり0.25%で引き戻されていますね。日銀恐るべし。
その4 財務省による為替介入
そんな中、このまま円安が進むのはまずいと日本政府が動き、その威力は絶大でチャートをみるとこんな感じです。
その5 米国中間選挙の影響
・共和党が勝った場合
コロナによる急激な金融緩和により発生したインフレを粛清させるべく財政引き締めに動く可能性→米経済クラッシュ!?
→ドル安?
・民主党が勝った場合
→ドル高継続?
2022/11/9 お昼過ぎの情勢はやや共和党有利のようです。
※参考グーグル
とはいえ、2016年の米大統領選挙のときそうでしたが、トランプさんが勝てば米国経済はえらいことになるー!と言われながら、実際はトランプ・ラリーでUSD/JPYは急上昇しました。
ファンダメンタルズはあくまで参考としておきます。
その6 USD/JPY 2022/11テクニカル分析
さて、トレーダーにとって重要なのは解説より相場の動向です。
僕がショートしたのは以下の場面で、理由をお話していきます。
USD/JPY ショート
— かず@Dr.& trader・Investor⚽ (@kazuya04012007) 2022年11月8日
+30pips利確
のこりはそのままホールド
合計+60pips pic.twitter.com/kqy6klvQ25
基本的な流れはファンダメンタルズで推測できますが、本ブログはテクニカル分析を中心に発信していますので、チャートを見ていきましょう。
まずは環境認識、USD/JPYの月足チャートからです。
約20年前に意識された145円で今回レジスタンスラインを形成しています。
迷ったときは「チャートの左に答えはある」です。
週足チャートです。
2021年からそれまでのダウントレンドが転換してアップトレンドになっています。
日足チャートです。
同じくアップトレンドですが、少したれてきてトレンドラインを割り込みそうです。
ラス押し安値を140.4付近にみておきます。
さらに、時間軸をおとして4時間足チャートです。
三角持ち合いを下抜けして更にダブルトップ、これをみてショートの戦略をとりました。
1時間足です。
赤丸の部分でショート、第1波で一部利食い、残りは大きなトレンドを狙うためトレールホールドになります。
テクニカル分析の教科書としては、マーケットのテクニカル分析、はおすすめです。
これ1冊でテクニカル分析の基礎から応用まで勉強できる素晴らしい本だと思います。
本日のまとめ USD/JPY 中間選挙を踏まえて 2022/11 テクニカル分析
まとめると以下の3点かと思います。
・米中間選挙
・共和党有利か!?
・財政引き締めの方向へ?
・テクニカルでもデイ、スイングで下目線
以上、直近のUSD/JPYについて解説しました。
ご参考になれば幸いです。
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