こんにちは、かずです。
今年は株式相場にとっては散々な年でしたが、下落相場の中でも堅調な動きを見せている米国高配当ETFであるSPYDのテクニカルチャート分析について解説していきます。
「また前回の復習で、金利上昇相場ではバリュー系株はグロース系株より少し有利?」のお話」もしていきます。
今回もななしさん、みらいさん、ナザールさんのブログ記事を引用させていただきました。
ほな、いきまっせ!
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その1 SPYDという商品の特徴
SPYDという商品の特徴は以下のようなものです。
参考記事はいつもお世話になっている、みらいさんのブログを引用させていただいてます!
・スマートベータ
・S&P500指数構成銘柄の〜配当利回りの高い銘柄
・約80銘柄
・均等ウェイトポートフォリオ
・経費率 0.07%
「いわゆる時価総額加重平均の代表的なETFと異なる動きをする」
のが最大の特徴で、誰が買うても一緒のおもんない時価総額加重平均の投資と違い
その2 SPYDの過去のパフォーマンスは?
ちなみに、SPYDは一般的に時価総額加重平均より劣ると言われがちですが
長期のトータルパフォーマンスではS&P500を凌ぐ設定になっています。
さらに、ナザールさんの神・検証記事です。
驚愕!SPYDの30年トータルリターンはS&P500を上回る!|トラインベスト
昨年、コロナショック後に僕がSPYDをどんどん購入していった詳細記事です。
【2020年ベストバイストック】SPYDがボロカスに言われてる?ほな買いやな笑
個人的にこのようなデータ、背景から「長期で見た場合」
SPYDが必ずしも時価総額加重平均に劣るとは考えていません。
その3 金利上昇局面ではバリュー系はグロース系の株式より有利?
こちらwikipediaからですが、「割引現在価値」という概念を用います。
これを抑えた上で・・・
原則的に、株式は債券よりリスク(ボラティリティ・価格の変動幅)が大きいため
金利1%の世界観であれば「まあ、しゃあないわ」と株式に資金が流入しますが、これが金利3%になればどうでしょう?
2%の差であれば、安全な債券で回そうと考える投資家も多くなります。
これが”急激な”金利上昇相場に株式が弱い理由です。
※単純に企業側の資金調達コストが上がるという側面もあります。
では、同じ株式でもバリュー、グロースではどうでしょうか?
・バリュー系株式
こちらは、わりかし直近の業績を株価に見込んだものです。
・グロース系株式
こちらは5年後、10年後の成長を株価に織り込んでいます。
さて、、、
FV(将来価値)=PV(現在価値)×(1+金利^n)
こちらファイナンスの公式ですが、要は現在の100万円って数年後の金利で増える分を加味して価値を決めます。
直近の業績を見込んだバリュー系株式に対して、数年後の成長を織り込んでいるグロース系株式は、たった数%の金利上昇でも複利効果も加味して「それ以上のリターンをくれないと割に合わない」と資金が流出しやすくなります。
これが、グロース系株式は”急激な”金利上昇相場に弱く、バリュー系株式は極端に株価が下がりにくい理由です。
去年の暮からNASDAQとSPYDの比較です。
違いは一目瞭然ですね。
NASDAQは年初からダウントレンドで(直近、回復傾向にあります)
SPYDはレンジに突入しています。
NASDAQが回復してきたとすれば、直近までの米国におけるインフレが少し落ち着いてきて金利上昇がマイルドになる可能性が高まります。
で、あればバリュー優位が崩れてきますね。
チャートで見ていきましょう!
その5
SPYDのテクニカルチャート分析
さて、御託はこの辺にして、チャートを見ていきましょう。
まずは環境認識。その際には、長期足チャートから確認です。
週足チャートです。
直近の最高値〜12%の下落ですが、ハイテク系と比べると、なかなか粘っていると思います。
その後、直近の日足チャートです。
ちょうどダウントレンドのラインにあたる直前ですね。
さらにここを細かく1時間足まで落としてみてみましょう!
こんな感じでアップトレンドが継続しているのですが、より大きな日足にまけて跳ね返るか、ブレイクアウトして伸びていくのかを見極めていくのが重要だと思います。
そういう意味で青い四角のゾーンの動きはめちゃくちゃ重要です。
より効率的に細かくエントリーするならマルチタイムフレーム分析で時間軸を落とすのが有効です。テクニカル分析をマスターする際にはマーケットのテクニカル分析がおすすめです。
マーケットのテクニカル分析は、これ1冊でテクニカル分析の基礎から応用まで勉強できる素晴らしい本だと思います。
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本日のまとめ 2022年11月 SPYD テクニカル分析
・金利上昇局面でバリュー系優位?
・最高値からそこまで下がってない
・たいして減配してないよ!
・長期足で押し目買いしていく
以上、ご参考になれば幸いです。
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