確率を制するものは人生を制する

数学・確率・統計を背景とした投資や、確率を用いた様々なテーマについて扱っていきます。

(株式・FX)Tracers S&P500配当貴族 インデックス(米国株式) 2023/11 チャート解説 新NISAと合わせた戦略!

 

 

 

こんにちは、かずです。

 

 

 

本日は、新NISAに無事採用されたTracers S&P500配当貴族 インデックスのチャートテクニカル分析に加えて、どのような商品なのかを解説していきます。

 

新NISAでの活用方法、複利と幾何平均、この商品との関係性、エントリーポイントを見極めるのに、ご参考になれば幸いです。

 

来年から始まるので『それまでに下がってこい!』と願っていたら、おあつらえ向きに押し目作ってきてます!

 

今回はいつもお世話になっている、ななしさんブログ記事から引用させていただいております。

【詳しく解説】Tracers S&P500配当貴族インデックス(米国株式)は信託報酬0.1155%の超絶低コスト高配当投信

 

さらに、インスタグラムの投資系インフルエンサーである、ナザールさんの記事を引用させていただいてます。

新NISAは高配当より投資信託のほうが増える

 

また、お二人の記事を引用しながら、新NISAにおけるテーマである

【1800万円の非課税枠を埋めるのに、既にある特定口座の商品を売却して移行したほうが非課税枠メリットと天秤にかけてお得なのか?】

についても、解説していきたいと思います。

 

 

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ほな、いきまっせ!

 

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その1 S&P500配当貴族インデックスとは?その特徴について

 

S&P500配当貴族指数のざっくりとした特徴

  • S&P500構成銘柄から採用
  • 連続増配25年以上の企業
  • 時価総額30億ドル以上の企業
  • 1日当たりの平均売買代金が500万米ドル以上
  • 各銘柄のウェイトを均等化
  • 年4回リバランスをする
  • 分配金再投資(今回のポイント)


連続増配25年という、超優良企業をあつめた商品です。
SPYDのように「配当利回り」を意識しているわけでなく、あくまで「増配」というところがポイントです。

 

均等ウエイトってとこはSPYDに似てますね!

 

こういう性質のため構成銘柄のセクターがS&P500やNASDAQと異なります。

 

 

 

出典;日興アセットマネジメントさま

 

どっちかちゅうとディフェンシブ銘柄のほうが多めに入ってる気がします。

 

で、実際の動きはどないやねん?ってことでS&P500との週足チャート比較をしてみました。

 

S&P500 週足チャート  2023/11

 

 

配当貴族 週足チャート 2023/11

 



 

やっぱり、配当貴族のほうがレンジの期間が長いように思えますね。

はい、ここポイントです!!!

 

ボラティリティが低いほうが複利が効く。

え?どゆこと?と思った方は

算術平均と幾何平均の動画をみてもらったらいいかと思います。

 

www.youtube.com

 

www.youtube.com

 

その2 ほんで、実際に配当貴族のリターンは結局どないやねん?

 

S&P500と配当貴族との比較チャート

 

2018年からの、ななしさんの比較チャート

 

 

あんま変わらへんがな、、、。

でも、ボラティリティが低いってことは複利効果が高いんちゃうん!?

とは、なんとなく直感でわかります。

 

直感でわからんって?笑

上の動画で復習してみてください!!!

 

さて、もうちょい長期の比較で。

出典;日興アセットマネジメントさま

 

 

おお、、、。。。

20年ちょいですが、なんとS&P500をアウトパフォームしてるがな。。。

 

さらに、前述の「配当貴族はボラティリティが低い」という特徴を新NISAで利用できるんじゃないでしょうか?

 

1)配当貴族はトータルリターンはS&P500に類似する

2)ボラティリティが低い

3)算術平均≧幾何平均

 

よって複利リターンは大きくなるのでは?と考察します。

 

さらに投資信託になったことにより、配当再投資で非課税枠の効率的な使い方

というお話を、ナザールさんのコンテンツから。

 

 

新NISAでは投資信託ETFの両方を購入できますが、どちらが効果的でしょうか?

というお話。

 

 

以下のナザールさんの内容を御覧ください。

 

 

上記のごとく、投資信託だと分配金再投資になるので、分配金も元本に含まれて非課税になるのですが、ETFの場合はいわゆる配当になる部分が元本に含まれなくなってしまいます。

 

 

これどゆこと?ってことですが、投資信託のほうが「トータル非課税枠が増える」ことになるのです。

 

ナザールさんお得意のシュミレーションでさらにわかりやすく解説してくださってます!

 

 

さて結果は、、、

 

 

要するにETFのほうが非課税枠が埋まった後の分配金に税金がかかってしまうことが大きな要因ですね。

 

 

その3 新NISA制度と課税口座から乗り換えがお得、というお話

まずは、新NISAの概要から。

 

引用;日本証券業協会

 

ポイントをまとめると

・最大年360万円まで投資可能

・120万円は積立枠 600万円まで
(現行のつみたてNISAと同じような商品)

・成長枠として今までの一般NISAの代替として
 年240万円まで投資可能 1200万円まで
 一括でも積立でも可能。
 レバレッジ商品など一部買えないものもあり。

 

※配当貴族を新NISAで買っていくつもりなので入ってくれ頼む笑

 

ここで、よく疑問が出るのが『毎年360万も、収入から積み立てでけへんよ!』

で、既に持っている特定口座(課税口座)の商品を売却してしまって、一旦税金を払うけれども、新NISAの非課税枠へ移行したほうが有利なのかどうか?

ですよね。

 

まず、僕が考えたシンプルな計算式はこちらのツイート

 

不等式から移行したほうがよさそうで、しかもt;税率が将来上がれば上がるほど、早く移行したほうがよさそうになってます。

 

ここを、ななしさんの記事

30年検証!新NISA「税金を払っても特定口座から移すべきか?」

で、もう少し詳しく見ていきましょう!

 

結論はこう。

 

【結論】

・ケースバイケース(どないやねん笑)

・例えばリターンが2%だったとしても30年投資ならば乗り換えが得。

・半面、平均5%で回っていても10年に1度の50%もの暴落に3回または2回見舞われると、NISA口座に移さないほうが有利な場合もある。


最後が少しわかりにくいかもですが、具体的な数字を見ていきましょう。

30年も長期投資

10年ごとに50%の暴落

 

リターン5%の場合

 

 

ざっくり半分以下ですね笑

 

 

ちなみに、表面リターン7%で30年後は¥7767、表面リターン9%で¥12806と

やっとプラス領域に。

これぐらいボラティリティの大きさというのは複利リターンに影響してしまうのです。

 

リターンが低くて、ボラティリティが大きく、たまたまマイナスの期間が長いパターンだと税金が発生しないので、移行しないほうが有利となります。

 

 

さらに、平常時14%の表面リターン、10年に1回マイナス50%、積み立て、で計算してくれてます。

 

実はこんなに表面リターンがあっても幾何平均、すなわち複利リターンは5%にまで削られてしまうので、高い表面リターンとはいえ、過去の株式投資の幾何平均を考慮すると、そんなに変なシミュレーションではないですね。

 

現実的なパターンで

一括投資でなく、追加で積立していく。

既にリターンが出ている場合を比較してくれてます。

 

元本200万円、リターン50%で300万円の特定口座商

毎年40万円で追加投資

年14%くらい急成長するが、10年ごとにマイナス50%の暴落

30年運用した場合、さて結果は

 



以上のように、先に含み益を確定させて税金を払っても非課税枠の新NISAへ移行したほうが、圧倒的にお得ということがわかります。

 

 

 

その4 S&P500配当貴族チャート 2023/11    直近のテクニカル分析

 

まずは環境認識で週足チャート

 

週足チャート

 

 

コロナショックからフィボナッチ38.2%

平行チャネルライン上をブレイクアウトしたのですが、いわゆる騙しで戻ってきています。

 

日足チャート

 

 

ダウ理論で戻り高値を95-96付近だったのが、さらにダウントレンドが継続し

現在の戻り高値は89付近と設定します。

 

全体的に株価は下げ傾向なので来年の新NISAから買うときはいいタイミングかもしれません。

きっちり押し目を作ってきてくれてますのでグッドタイミングで来年買っていけそう!

 

反転パターンが来てトレンド転換したらガツッといきましょう!

 

 

 

 

 

本日のまとめ S&P500配当貴族インデックス  2023/11  テクニカル分析 新NISA戦略

 

・S&P500構成銘柄から連続増配25年以上の企業を選択

・各銘柄のウェイトを均等化

金融危機などの暴落で大ダメージを受けにくい

・配当貴族はボラティリティが低く幾何平均が有利

・さらに投信なので配当再投資で元本非課税を効率的にできる新NISAと組み合わせて購入する戦略は良いのでは?







以上、ご参考になれば幸いです。

 

 

 

 

 

 

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