確率を制するものは人生を制する

数学・確率・統計を背景とした投資や、確率を用いた様々なテーマについて扱っていきます。

【2020年ベストバイストック】SPYDがボロカスに言われてる?ほな買いやな笑

※この記事は特定の銘柄を推奨するものではありません。完全なる私見ですのでエンタメとして御覧ください笑  

 

今回は、光栄にも尊敬する、ななしさん

「2020年ベストバイストック」という企画に参加させていただけることになりました!

では年末のお祭りですので、はりきっていきましょう!!!

 

 

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どうも、かずです。

 

去年は見てるだけやったのに、まさか今年は書ける側になるなんて…

いや〜感慨深い!

ななしさん、有難う御座います!!!

 

今年のベストバイストック Advent Calendar 2020 - Adventar

 

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マネーの研究室を運営されている橘龍馬@マネーの研究室さまよりバトンを頂きました。

 

 

 

っちゅうわけで、いきなり結論ですが・・・

 

僕の【2020年ベストバイストック】は、

 

ずばり、SPYDアメリカではスピードっていうねんて byもみにーやん)です。

 

今回の記事ではSPYDを推し銘柄にする理由と、

チャートテクニカル分析手法を介入させた

SPYDのエントリー手法について、つらつらと書いていきます。

 

ぜひ、参考にしないでください笑

 

そして、今回の記事では、ななしさん、みらいさんナザールさんという

偉大な長期投資ブロガー様の記事を引用させていただきながら、

一応エビデンス的なことも書いていきます。

 

今回ってお前いっつも、この3人の世話になりっぱなしやんけ…

と突っ込みされてる、そこの貴方!

 

正解です笑(今後とも宜しくお願い致します!)

 

ほな、いきまっせ!

 

 

 


 SPYDとは?

 

一応、知らん人おらんとは思いますが念の為に、SPYDってなんやねん?を説明します。

 

・SPYDはステートストリート社のETF

時価総額のS&P500指数構成銘柄のうち、配当利回りの高い80社に投資

・等金額ポートフォリオ(均等ウェイト:Equal Weighted)で運用される「スマートベータ」

・均等ウェイトはコストが高くなりやすいとのデメリットがあるが、SPYDは経費率を0.07%に抑えており、低コストで運用できる

・SPYDのベンチマークは「S&P 500 High Dividend Index」で、こちらもやはり均等ウェイトのスマートベータ指数

 

はい、みらいさんの記事 

SPYD(SPDRポートフォリオ S&P500高配当株式)の特徴と評価

そのまんま笑 だって、分かりやすいねんもん…。

 

ここで僕が今回、SPYDが推し銘柄にいたったポイントが2つあります。

 

①S&P500指数構成銘柄のうち、配当利回りの高い80社に投資→優良株であるが、その中では人気薄馬の集合体

②均等ウェイトポートフォリオ

 

はい、ここ重要です。

みんな大好き時価総額加重平均インデックスとは、まぁ〜〜〜ったくちゃうコンセプトの商品なんです。

 

ここ抑えて次の章にいきます!

 

 

 人気の米国高配当ETF(VYM、HDV、SPYD)のコロナ後のチャート比較

 

ここで、2020/2-3からのVYM、HDV、SPYDの日足チャートを御覧ください。

(trading viewより)

 

VYM 日足チャート

 

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HDV 日足チャート

 

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SPYD 日足チャート

 

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SPYDだけ、回復が遅いですよね。

 

ここで、ちょうど春先くらいからSPYDがSNS上でさんざん叩かれ始めました。

 

「米国高配当ETFの中でもSPYDは構造上、一番雑魚」だの

「SPYD買ってる奴は理論的なことを全くわかってないアホ」だの

 

まあ上げればきりがないほど糞味噌に叩かれてました笑

 

この時、僕は

「くくくっ。しめしめ…。もっとボロカスに言え。」

と内心思っておりました(というかTweetしてたと思います笑)

 

なぜなら、大半の考えと逆に

SPYDは今こそ絶好の買い時やん!と思っていたからです。

 

ここからその個人的私見を話していきます。



 

 一応、SPYDを推す理論的背景もちょっとだけ

 

結論から言うと僕がSPYDを推す理由は

 

・S&P500に採用されるほどの大型優良銘柄で構成

・しかし、そのエリート集団の中では最弱の高配当銘柄の集合体

 

これって、あの有名なダウの犬(子犬)戦法とそっくりなんですよ。



ここで、ななしさんに登場してもらいます!

SPYDはS&P500版「ダウの子犬」だった

 

 

 

 


「このtweetは高配当をゲットではなく市場平均より高いリターンを狙っていますね。そしてこの考え方はマイケル・D・オヒギンスのダウの犬と呼ばれる投資法です。」



はいはいはいはい、さすがななしさん!

 

僕はこのダウの犬という投資方法を知ってはいたのですが、あああああああああ!

 

と、思ったのは正直言って、実はSPYDが下がり始めた瞬間なんです。

 

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「果たして、これで市場=ダウ平均に勝てるのかというと、1920年代から1990年代まではダウ平均を年2%以上アウトパフォームしていました。

ただ有名になり過ぎたため、真似をしたファンドが増えた結果、まさに負け犬となったとウォール街のランダム・ウォーカーでは語られていましたね。

しかし2000年以降はそれなりに良いパフォーマンスを残しています」

 

 

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濃い緑;ダウの犬   薄い緑;ダウの子犬

濃いグレー;S&P500  薄いグレー;ダウ平均

です。

 

 

どうですか?

期間によって充分、S&P500やダウ平均などの時価総額加重平均インデックスをアウトパフォームしていませんか?

 

市場平均に負けるときがあるからこそダウの犬は高いリターンが享受できる。そしてダウ銘柄の生命力を信じて、何年も続けることができた人だけ恩恵にあやかれるのだと。

また両者ともに共通しているのは腐っても鯛というか、市場からは低評価されているが一般的に見ると超巨大企業へ投資していることです。」by氷河期ブログ

 

まあ、ずばりこれです。

 

SPYDの構成銘柄は、コロナ後にS&P500の急騰を支えたハイパーグロース系ではなく

いわゆるオールドエコノミーで、SPYDはその性質上そういう銘柄を多く含みます。

よって、コロナで叩き売られた末に、減配という踏んだり蹴ったりの状態になりました。

 

さらに、ナザールさんの神・検証記事です。

驚愕!SPYDの30年トータルリターンはS&P500を上回る!|トラインベスト

 

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SPYD自体は設定から期間が浅いのですが、ベンチマークであるS&P 500 High Dividend IndexとS&P500との過去30年分の検証チャートがこちらです。

 

いや、普通にアウトパフォームしていませんか?

 

ステート・ストリートは、これらのバックテストをもとにSPYDを設計したと思われます。

 

コロナ後に高配当ETF自体が叩かれました。

一人負けの状態のSPYDは更にボロカスに叩かれたのですが…

 

「ここやん。こここそ、SPYDの買い時やん。」

と思えた人、はたして何人いたでしょうか…?

 

市場参加者は必要以上に”無駄に”買います。

そして必要以上に”無駄に”売ります。

 

これを僕は短期トレードの経験から、いやというほど味わっているのです。

 

 

 

 人は直近の情報しか見ない 

 

このSPYDの一件を見ても「ああ、人ってほんま目の前の動きしか見れへんねんなあ…」

というのを痛感したのですが、参考になるのがこちらのナザールさんの記事です。

 

米国株は人気なし!?10年前に投資家たちが見ていた景色|トラインベスト

 

10年前の時点でのS&P500のチャートです。

 

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今でこそ米国株さえ買っときゃ平均年利◯%やで!みたいなノリですが、

これみて、ひたすら右肩上がりだと思えますかね?

 

実際10年前に、こんなに米国株話題になってなかったと思います。

 

インデックス投資ETFは長期投資で10年20年スパンで見る!とか言いながら

実際のところは、半年すら我慢できないのが大衆なわけです。



surgeonkazu.hatenablog.com

 

僕がブログやSNSを通じて一番伝えたい内容です。

 

コロナの時に、本当に人って目の前の口座のお金の数値しか見れへんねんな…

と確信しました。

 

口座の数値じゃなく、この記事に書いている「目に見えない期待値」を追えるようになれば、投資家として一歩成長しているのかな?と思います。



ここで僕の大好きなデイトレード 著者;オリバー・ベレス, グレッグ・カプラ

の第2章から好きな一節を

 

「勝者は希望を売り、敗者は希望を買う」

 

バンドワゴンに少数が乗りパレード開始

→楽しい雰囲気を感じるも大衆は周りで見ている

→勇気を持つものが乗り込む

→どんどん人が乗り込み重くなりワゴンは進めない

→ワゴンは周りに群がる大衆をなぎ倒す

→逃げ遅れた大衆は大怪我、一斉にワゴンを去る

→誰もいないワゴンに少数が乗りパレード開始



株式投資やトレードのすべての要素がこの寓話につまっていると思います。

 

 

 

本を読む時間なんて無いですよね。

僕も読まずにほぼKindle Unlimitedで聞き流しです。

トークバックという機能を使うことで、読み上げで聞きながら勉強ができるので、通勤中やお風呂など、スキマ時間に利用できます。

 

 

 

 人々の話題になってからではもう高値掴みです。

そして人がズタズタに引き裂かれている時に、ポジションを取りに行く必要があります。

 

相場心理は実に上手く出来ていて、安心を買えば損を掴まされ、恐怖から逃げれば損をつかまされるのです。

 

居心地良く取引していては、資産はどんどん目減りすると思います。




そして序章にはもっとストレートに、こう書かれています。

 

「株式を取引するとは、人を取引する、である。

あまりに多くの初心者が、トレードには必ず反対売買の相手がいることを意識していない。株式を買うということは、必ずその株式を売ってくれている人が存在する。

トレーディングを成功させる要素は、2種類の欠点を持った人を探すことが必要である。

割安な値段で売ってくれる人、割高な値段で買ってくれる人。

換言すれば傲慢ではあるが、トレードを成功させる能力とは「馬鹿を探す作業」である。」



インデックス投資は長期に見れば企業の利益が株価に還元される

プラスサムゲームと言います。

 

しかし、僕のように短期トレードをする人間は、根底には安値で売ってくれる人と高値で買ってくれる人を探す、ゼロサムゲームであると思っています。

 

ここは厳しいですが現実です。



 

 チャート分析などのテクニカル分析は勝てない

 

自分の投資手法を否定されて嫌な気持ちになる人多くないですか?

 

僕はむしろ逆で、「しめしめ…くくく。」と思ってます笑

 

チャーティストなんて占いのようなもので、あんなもんで勝てるわけない、という方も多いと思います。

 

結論から言うと、人が簡単に真似できない、理解できない。

だから勝てると思ってます。

 

だって、簡単に真似されるようなスキルなら優位性なんてないわけです。

 

前述のように、相場トレードは原則ゼロサムゲームです。

 

誰でも理解できて同じように実践できるような、いわゆる「再現性のある手法」に大きなリターンなんてあるわけないのです。

 

もし否定された時は「貴方にわからないから勝てるんやで笑」と思いましょう。

 

ただし、逆目が出た時は、文句言わず受け入れる必要があります。



・人の意見は参考にはするけど、最終判断は自分でする。

・確固たる方針と信念を持つ。

・最終責任は自分が負う。

・投資手法に完全なる正解なんてないんやから、他人の手法にケチつけない。

 

この記事で紹介したお三人を初め、僕が普段から仲良くさせていただいている投資家さんたちは皆さんこの素養を備えておられ、尊敬しています!



 

 テクニカル分析を用いてエントリータイミングを測る。

 

では具体的なエントリー手法をお話します。

 

ETFですから、長期では右肩上がり前提です。

 

と、いうことは原則ロングのポイントだけ考えれば良いわけです。

 

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僕がやっているのは図のようにダウントレンドからアップトレンドにトレンド転換した場所をエントリーポイントとしています。

 

いわゆるテクニカル分析におけるダブルボトムってやつです。

 

図の赤丸の場面はダウントレンドからラスト戻り高値を更新し、更に押し目をつけて

ロウソク足実体で陽線をつけた。

 

100年以上使われている、いわゆる「ダウ理論のトレンド転換」の原則です。

 

特にコロナ後は週足レベルのダウントレンドが起こっていたので大チャンスです。

 

でも、ダウントレンド真っ最中に無理やり買い向かうのは僕はやりません。

いわゆる「落ちるナイフ」につきささるからです。

 

必ず、トレンド転換したことを確認後にエントリーします。

なので大底では拾えません。

が、そのかわりナイフに突き刺さることもありません。

 

その後はレンジ相場の中でサポートラインまで引っ張っては買い増し、ということを繰り返していました。

 

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どういうふうにタイミング投資していたかは過去Tweetみてください!

 

 

もちろん、そんなかっこよく決まってばっかしやなくて、このようにやらかすこともあります笑

 

 

ちなみにタイミング投資しているのですが、毎月同じロットでポジション持ってたら意味ないですよ!

 

そらそうで、1ヶ月の間にタイミング見計らっても、価格差そんなにないので長期でみたら、そない差は出ないので、はっきりいって無駄な労力ということになります…。

 

すべての月で最安値でエントリーなんて神トレーダーならまだしも、僕みたいな下手くそが、そんな芸当不可能ですし笑

 

ちなみに、このドルコスト平均法+タイミング投資のアホらしさをきっちり検証した

みらいしゃんの神記事がこちら

【ドルコスト平均法】タイミングを狙った長期投資でどこまで成績が変わるか?という話 | 東北投信

 

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検証結果

18年間、毎月1万円をインデックスファンド海外株式に積み立て総計222万円

神エントリー(毎月最安値で買う)と糞エントリー(毎月最高値で買う)

で約36万円の差額

 

定額でのタイミング投資は意味ないです。

なので、当然、ダウントレンドの大きさによってロットを調整します。

 

ポジションはちょこちょこ積み増すのですが、

週足ダウントレンドからのトレンド転換はチャンスなのでハイロットを

日足・4時間足ダウントレンドからのトレンド転換は低ロットで、といった感じにしてます。




 

以上、如何だったでしょうか?

 

全く参考にはならないと思いますが、面白かった!

って方は記事のリツイートや良いね!ポチなどいただけると嬉しいです!

 

では、2020年、ななしさん主催のベストバイストックの成功を祈って!

 

今年は皆様仲良くしていただき有難う御座いました。

来年も投資家の皆様にとって良いお年を!

 

明日は、いつもお世話になっている通称「暴落お兄さん」こと

ナザールさんトラインベストです!

 

 

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