以下、あえて賛否両論ある記事を書いていきます。
【この記事を読んで得られること 所要時間 約3分】
1)相場はランダムウォークではなく、ある一定の法則に基づいて動いていることがわかる。
2)相場は大衆心理の動きから確率的な歪みを突くことで、トータル期待値で利益を積み重ねることが出来る。
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今回も、FX短期トレード経験5年、年間リターン80-100%の実績を踏まえて解説していきます!
先日、こういうツイートをしました。
ランダム・ウォーク理論
株価の値動きは、どの時点においても長期的にも短期的にも「上昇と下降の可能性」がほぼ同じであり独立した事象であるから、過去のトレンドやデータによって将来の値動きを予測することは不可能である、とする理論
もし、本当に相場の上げ下げが、ランダムにコントロールされているとしたら・・・
例えばサイコロを振って奇数が出たらロング(買い)
偶数が出たらショート(売り)
以上のようなルールで、全てのマーケット参加者が売買しているとしたら、、、
僕たちトレーダーは、正直お手上げです笑
絶対勝てないと思います。
でも・・・
これって、本当でしょうか?
投資におけるトレードの世界は9割が負け組、勝てるのは1割。
継続的に勝ち続けることができるトレーダーは5%以下と言われています。
逆説的に考えると、本当に上がる、下がるが1/2で決まっているなら、
この勝ち組、負け組の割合の歪みっておかしくないですか?
本当に上がる、下がるが、ランダムに1/2であれば、勝ち組も負け組も発生せずに
皆さんスプレッド分(手数料分)だけ負けて行くはずでは?
これは最近のUSD/JPYチャートです。
106.84付近で何度も跳ね返されていませんか?
これをテクニカル分析手法におけるサポートラインと呼びます。
(上から逆に叩きつけられているラインはレジスタンスライン、と言います)
ランダムであれば、なぜ何度も同じラインで跳ね返されるのでしょうか?
さらにこの先を見ていきましょう。
このサポートラインをブレイクし、下に行ってしまった。
その後は急激に下落しています。
(そもそも相場では買いのロングより、売りのショートの方が急速に動くことをトレーダーは熟知しています。この時点でもはやランダムではないのは自明なのですが)
上昇局面では、以下のような「5つの波動」を描く。
「上昇第1波」→ 「調整」 → 「上昇第2波」→ 「調整」 →「上昇第3波」
下降局面では、以下のような「3つの波動」を描く。
「下降第1波」 → 「戻し」 → 「下降第2波」
つまり、上昇時にはジワジワと「底上げ」しながら上げていく事が多く、下降時には一気に下落して、一度は反発する…という事である。
では、106.84付近のこの場面って何が起こっているのでしょう?
この場面では、マーケット参加者達の思惑が錯綜しています。
この部分は、106.84付近で買いのポジションを持つ人が必死に支えており、
これ以上は下げさせまい!という決死のラインです。
逆を言えば、ここを割ったらもう諦める・・・
と、少し下に、いわゆる損切りという売りの決済ポジションを置いています。
このラインに引っかかった瞬間、一気に隠れてオーダーされていた売り注文が、どんどん約定するため、チャートは急激な下落を見せます。
加えて、ブレイクアウト手法という、この106.84のサポートを割ったら、飛び乗りしてやろう、というトレーダー達が待ち構えています。
この複合的な売りのボジションが一気に集まり、相場は急激な下落を見せるのです。
形は違えど、このような場面はたくさんあります。
僕には、マーケット参加者達の、歓喜と嗚咽が聞こえてきそうです笑
このようなマーケット参加者の思惑が、相場のチャートを型作るのです。
1)ゾーン相場心理学入門
相場は理論ではなく感情で支配されています。
経済指標がどうなろうが、マーケット参加者が買えば上がるし、売れば下がるのです。この感情をコントロールし逆手に取ったトレーダーの極意をこの1冊で学べます。
オーディオブックやオーディブルを利用すると、スキマ時間(移動中、風呂、寝る前など)に聞き流せますので便利です。
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人は、儲けたいという欲望。
損したくないという恐怖。
両方の感情を常に併せ持ちます。
この感情をベースに相場は形成されていきます。
2)デイトレード
同じく大衆心理の動きから相場を攻略するトレーダー必須の名著です。
これを読んで僕のトレード技術は飛躍的に向上しました。
未だかつて数学的に相場を完全に解析した理論が生まれないのは、この原理があるからです。
必ずしも論理で構築されていないのです。
この一瞬。
わずかな刹那、相場に存在する確率的な歪みを突くのです。
ただし、あくまで確率ですので、100%ではありません。
過去検証により、自分だけの優位性を見出し、思惑と逆行すれば、僕はあっさり損切りします。
しかし、その優位性のある部分だけを選択し、ひたすら歩み続けたその先には
結果として淡々と利益が積み重なっているのです。
いつも僕がいう期待値理論です。
僕に言わせれば
相場は確率的優位な部分だけを選択し、ひたすら歩み続ける旅である
人は感情を持つ生物であり
マーケットに恐怖と欲望が渦巻く限り、そこにわずかな隙が生まれる。
その一瞬の刹那、確率的歪みが生じ、そこを鋭く突く。
以上、ご参考になれば幸いです。
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