こんにちは、かずです。
2023年に入って、2022年だだ下がりだった米国株が少し反転の兆しを見せてきました。
そんな中で、今回は米国株式指数代表と言えるS&P500について、2023/4時点でのテクニカル分析について考察していきます。
チャートパターンとファンダメンタルズから推測するに、積立ゾーンとして良い場面にきているのではないかと思いましたのでシェアします、宜しくお願い致します!
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その1
S&P500(エスアンドピー500)の特徴
まずは、S&P500の基本のおさらいから。
・S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが公表している米国の代表的な株価指数
・ニューヨーク証券取引所、NASDAQ等に上場している企業から代表的な500銘柄を時価総額で加重平均し、指数化。
・S&P500に投資すれば、米国主要企業500社へ投資しているのと同じ効果が期待できる
・S&P500指数は米国株式市場の時価総額の約80%を網羅
以上のように、米国株式市場に広く投資できる代表的な商品です。
その2 構成銘柄どんなものがあるのか?
S&P500の中でも組み入れ上位銘柄を見てみましょう。
AAPL アップル
MSFT マイクロソフト
AMZN アマゾン
TSLA テスラ
GOOGL アルファベット
バークシャーハサウェイ
NVDA エヌビディア
UNH ユナイテッドヘルスグループ
FB メタ(旧Facebook)
どいつもこいつも、株なんかやってない人でも知っている超有名企業がずらりですね。
個別株なんかせんでも「俺、テスラ持ってるで!グーグル株保有してます!」
って言えますね笑
こういう優良企業を時価総額加重平均(ごっつ簡単に言うたら、そんときいっちゃんイケてる株を多く保有するように鉛筆なめなめ組み入れちゃう方式)でその都度、銘柄入れ替えしてくれるんですから、そりゃあ優秀な商品です。
その3
2023/2-3の市場マクロ環境をマネリテより。確率的投資手法とは?
ファンダメンタルズ的なマクロ環境は、殿と秀次郎さんが運営するこちら
マネリテ 戦国株式市場の戦い「〜俺たちのAll Time High〜」
から参考にさせていただきます。
毎週、米国指標の重要な経済指標やFRBの金融政策などをまとめて解説してくださってます。
マクロ環境はマネリテで概ね把握できると思います。
相場解説はもちろんですが、僕が個人的にお二方を投資情報発信者として尊敬している点は「既に起こったことの解説」のみをしているわけではない、というポイントです。
フォロースルーデイや売り抜け日といった、客観的数値に落とし込めるパラメータから
相場を「後出しジャンケンや、既に起こったことの解説」というあまり意味のないものではなく確率に基づいて判断できるように情報発信して下さってるので、ぜひ一読あれ。
例えば、秀次郎さんのこのTweet
・FTD(フォロースルーデイ)後の1日目、2日目にDistribution day(売り抜け日)が発生すると95%の確率で失敗。
— 秀次郎@戦国のバレンティン(損切會会長, 旧メタ次郎) (@hidejiromoney) 2022年3月17日
・FTD後の3日目にDistribution dayが発生すると70%の確率で失敗。
・FTD後の4日目、5日目にDistribution dayが発生すると30%の確率で失敗。https://t.co/E3uiCYj19F https://t.co/GB0V4XYylk
このように相場を「確率的投資手法」で捉えられている点です。
解説屋ではなく、実際にトレードをしている人ならわかると思いますが、相場に絶対はありません。
「必ず」負けます。
ポジションを持つと、どうしても自分に有利な情報を集めたり、その情報を自分に都合の良いように解釈しがち。
ほんでいわゆる「ポジショントーク」が発生してしまう。
僕はなるべく、自分の私的感情を省けるように
・ダウ理論
・水平線
・トレンドライン
・チャートパターン
など総合して捉えて、客観的事実を見るようにしています(出来てるとは言えない笑)
なんやったら、自分のポジションを反対側の意図をチャートから読み取ろうとしているんやけど、動画やブログでもそれを伝えようと思ってます。
で、そのお互いの引っ張り合いにおいて
「どちらの綱引きが確率的優位性が高いか?」
にBETし続けるだけ。当然負けます。
ただし、そのトレードが負けで終わった場合、仮にタイムスリップでその時点に戻っても、同じ意思決定を行う。(もちろん反省してブラッシュアップはします)
そういうトレードルールに基づいた手法を繰り返すことで、期待値が積み重なり、その結果として利益が残るものと考えています。
さて、マネリテを参考に2月のマクロ環境をISM景況感指数で振り返ります。
米ISM非製造業指数
【ISM景況感指数とは?】
ISM(サプライマネジメント協会)が企業に聞きとりした景況感。速報性が高い。
・米供給管理協会(ISM)が3日発表した2月の非製造業総合指数(NMI)は55.1(予想54.5)と1月の55.2からわずかに低下
さて、では直近の3月はどうなったでしょうか。
・51.2と、節目の50は上回った。
・市場予想(54.5)を大幅に下回った。
少し景況感が悪化してきました。
さらに強かった雇用環境はどうなったかADP雇用統計をみてみると
・市場予想20.5万人に対して14.5万人
と、こちらも不共感が高まってきています。
その4
2023/4 S&P500 テクニカル分析 積立レンジゾーン
では、チャートです。
まずは週足。コロナで最安値。2022年初がピークであとはダウントレンド。
フィボナッチリトレースメントでは、最安値からフィボナッチ50%で反発。
逆三尊のパターンに入ってますね。
3500のサポートラインは非常に強そうです。
フィボナッチがよくわからんというかたは、こちらご参考に。
こんな感じで、テクニカル分析をマスターすることで、ある程度は確率的に相場の方向性を判断することが可能と考えています。
チャートパターン、テクニカル分析の教科書としてはマーケットのテクニカル分析
がおすすめです。
マーケットのテクニカル分析は、これ1冊でテクニカル分析の基礎から応用まで勉強できる素晴らしい本だと思います。
さて、直近の動きをよりわかりやすくみるために日足におとします。
いつもいうマルチタイムフレーム分析手法ですね。
ダウントレンドを逆トレンドブレイクしてきました。
さらに戻り高値とおもわしき4120あたりをブレイクアウトして、平行チャネルライン移動中です。
もう一度、週足を見てみましょう。
3500のサポートラインは強力ですが、とはいえ4100-4200のラインも硬そうです。
緩和方面にはまだまだで、かつ将来のEPS予想も悪化しそうで
仮に金利下げでPER下がってもEPS低下で行って来いやんけ、と。
すなわちチャートが示すように、レンジ帯が長引くのでは?
と考察します。
あまり日々、株式の価格とにらめっこしたくない方にとっては、ここでレンジ帯が長引くのは、積立投資のゾーンとしては良きポイントになるかと思います。
(強力なアップトレンド中に積立をしても、高値掴みをしてしまい平均取得単価が上がってしまうので)
本日のまとめ S&P500積立ゾーンか 2023/4 テクニカル分析
・週足フィボナッチ50% 3500サポートライン強力
・景況感・雇用悪化でEPS下落か
・しばらくレンジ帯であれば積立ゾーンとして良き
以上、ご参考になれば幸いです。
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