確率を制するものは人生を制する

数学・確率・統計を背景とした投資や、確率を用いた様々なテーマについて扱っていきます。

成績を上げる本当の勉強方法は、お金をかけないこと、その2。授業に出ると成績が下がる!

 

【この記事を読んで得られること 所要時間 約3分】 

 

・授業は極力出ないほうが成績が上がる。

・勉強時間の90%以上を自学自習にあてるだけで、ほとんどの大学(旧帝国大学一般学部レベルまで)には進学可能であることがわかる

 

 

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本日のポイント その1

 

本日のポイント その1

      授業は極力出ないほうが成績が上がります。

 

これが一体どういうことなのか、具体的に説明したいと思います。

 

 以下は日本史の一場面、”大政奉還”に関する文章です。

 

 

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江戸時代、徳川将軍は日本の統治者として君臨していたが、形式的には朝廷より将軍宣下があり、幕府が政治の大権を天皇から預かっているという大政委任論も広く受け入れられていた。幕末、朝廷が自立的な政治勢力として急浮上し、主に対外問題における幕府との不一致により幕府権力の正統性が脅かされる中で、幕府は朝廷に対し大政委任の再確認を求めるようになった。文久3(1863年)3月・翌元治元年4月にそれぞれ一定の留保のもとで大政委任の再確認が行われ、それまであくまで慣例にすぎないものであった大政委任論の実質化・制度化が実現した。

 

慶応3年10月の徳川慶喜による大政奉還は、それまでの朝幕の交渉によって再確認された「大政」を朝廷に返上するものであり、江戸幕府の終焉を象徴する歴史的事件であった。しかし、この時点で慶喜征夷大将軍職を辞職しておらず、引き続き諸藩への軍事指揮権を有していた。慶喜は10月24日に将軍職辞職も朝廷に申し出るが辞職が勅許され、幕府の廃止が公式に宣言されるのは12月9日の王政復古の大号令においてである。大政奉還の目的は、内戦を避けて幕府独裁制を修正し、徳川宗家を筆頭とする諸侯らによる公議政体体制を樹立することにあった。しかし大政奉還後に想定された諸侯会同が実現しない間に、薩摩藩を中核とする討幕派による朝廷クーデターが起こったのである。

Wikipedia大政奉還より

 


上の内容を、学校の授業、あるいは予備校の講義、などで説明を受けるとどれくらいかかるでしょうか?

丁寧に説明され、先生によっては、この事件に関係ない関連したエピソードや、場合によってはくだらない雑談(気分転換になるので別に悪い訳じゃありません)も含めて・・・

まずもって30分、場合によっては雑談なんかいれてしまうと
1時間とかかかっちゃうんじゃないでしょうか?

しかし、この文章、貴方が読むと、何分くらいかかりますか?

早い人なら1-2分、遅くても3分もあれば読めてしまいます。

この圧倒的スピードの違いが、自学自習を勧める理由です。 

 

 

もちろん、先生の講義はプロですから、周辺知識の解説も含めてわかりやすくはなっています。


しかし、近年の参考書は非常に良くできています。

 

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解説も細かく、イラストなども駆使しながら誰でも『読めば内容が理解できる』ように作成されています。

大学受験、特に国立一流大学を受験するとなると、5教科7科目の勉強が必要です。

相当範囲が広いのです。



仮に受験まで1年間あると仮定しても、余裕がある訳ではありません。
優れた授業や講義は、内容を深く理解する事が出来るし、自分で参考書を読むよりも確かに記憶に定着しやすいです。

 

また、科目によっては、特に理系科目のような暗記だけでなく理解や思考力が必要な科目では、わかりやすく導いてくれる先生が絶対に必要な場面があります。



しかし、国立一流大学に必要な科目の範囲を全て授業でやるとなると、1周したらタイムアップです。

 

ここで大事なポイントです。

 

 


本日のポイント その

本日のポイント その2

         人間は忘却する生き物である。

 

 

これが一体どういうことなのか、具体的に説明したいと思います。

如何に優れた内容の授業でも結局は忘れます。



人間は脳機能の構造から、ほっておくと1日経つと66%を忘却し、約1ヶ月後には80%近くを忘れてしまうのです。

 

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ウィキペディアエビングハウス忘却曲線より

 

このグラフはエビングハウス忘却曲線といい、ヘルマン・エビングハウスが記憶に関する実験的研究で実証したものです。

 

初めて学習曲線に言及した人物で、反復学習の分散効果を発見したことで有名です。

頭が良い悪いの問題では無く、特殊な例を除いて通常はこれぐらい忘却するという事です。

(ここはとても重要ですので、今後の記事で解説します。)

 

 大切なことなので、もう一度言います。

 

国立一流大学に必要な科目の範囲を全て授業でやるとなると、1周したら1年間の受験期間はタイムアップです。

 

そして授業内容を何度も何度も復習しなければ、ほとんど忘れます。

 

 

忘れた知識は勿論、ゼロですから全く成績には反映しません。

もっというなら曖昧な知識も、受験では使えないので、合格には結びつきません。

点数にならないのです。

 

よって落ちます。



これが、授業や講義だけに出ていても、一流大学には合格出来ない理由です。


9割以上の多くの受験生が、毎日毎日、一生懸命、真面目に講義には出ている。


しかし、ほとんどの学生が一流大学には合格出来ない理由はこれです。

極論すれば、真面目に講義に出ていた1年間という膨大な時間。

そのほとんど全てが無駄に終わる、ということです。

 

では、どうするか?

 

実際に多くの受験に成功した学生は、ほとんどの勉強時間を自学自習と、その復習に使っているはずです。

 

次回は、この辺りをクローズアップして、さらに具体的に解説していきたいと思います。

 
本日のポイント その

本日のまとめ

     ・授業に出ていると復習に時間が避けない
     ・復習しないと人は内容をほぼ忘却する
     ・したがって点数に反映しない

 

 

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